007:『虹の女神』

昨日隣町の映画館まで観に行ったんですけど、
朝10時〜の回に行ったらその部屋には僕ら以外誰一人として客が居ないっていうミラクル発生。
仮にも大手ワーナーなのに。
普通に貸し切り状態。
こんなん初めてだぜ!すごくね?






とか話してたらさ、大体は他の客もポツポツ入って来るもんじゃん、普通。
ただ俺らが入るの早かったんだねってオチでめでたしめでたしじゃん、普通。


でも昨日は最初から最後まで本当に誰も来ませんでした。


ちょうど昨日が2年11ヶ月記念日だった僕らへの、映画館からのささやかなるプレゼントでしょうか。


いゃ、そんなのなんか逆に申し訳なかったっつーの!
俺らがココに入らなかったらきっと電気代とか浮くんだろうなぁとかね考えるとね。
心配になります。
大丈夫なんでしょうか。


そんな感じで超リラックスしながら観れた映画の感想をば。


岩井俊二ワールドの良さがイマイチ理解出来ない僕なんですが、
この作品でもまた何度か頭を悩ませられました。
って言うかもうむしろずっと悩みっぱなしだったかもしんない。


映像とか描写はやっぱりものすごく繊細で素敵なんだけど。
とことんおバカなゆるゆる映画が好きな僕にはそれがちょっと繊細すぎるんですかね。


でもとりあえず主演2人と蒼井優はすごく良かったよあおい。
特にイッチー@ストーカー男は本当に心底「お前キモイ」と思わせてくれる演技を見せてくれました。
役者だ。
そして上野・蒼井姉妹には泣かされた。


あー、ってか、内容を思い返してみると、なんかいい映画だったかもと思い始めてきた。


って言うのもですね、
この映画と同じように僕も今月の20日に事故で友達を亡くしてるんで、
智也と自分がカブったりして。
それでちょっと敏感になる所もあったり。


智也があおいの遺族を空港へと送るくだりでは「彼の遺族もこんなだったんだろうか」とか。
そんでその後の空港での父親@小日向さんの言葉がすごく悲しくて、
でもきっとあれは本心っつーか、いゃ本心ではないんだろうけど、
悔しくてたまんねーからああいう言葉が出たんだろうなとか。
なんか色々考えたり。


で、最後に、「お姉ちゃん、岸田さんの事が好きだったんだよ」って言われた後の智也の気持ちはね、
もうほんとね痛かったです、痛いほど分かった。


あそこで一気に落ち込んで、この映画が大好きになりそうでした。






って事は僕、もしかしたら岩井ワールドって別に合わなくないのかもしんない。
来週あたりから岩井監督強化週刊を行いたいと思います。